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古民家の土地は地盤改良が元々不要な場所が多いんです

最近見ていると、田圃を造成して直ぐに新築される家をよく見ます。

本来、数年間は寝かせておくべき田圃の宅地

以前は、造成しても数年は最低寝かせて、土地が下がるだけ下がらせ・縮むだけ縮ませてから建築に着工したものです。

「雨降って地固まる」のことわざ通り、土地は直ぐには安定しません。

ましてや、出雲平野のように、以前は沼地だったところでは、そう簡単には沈下は止まりません。

ある灘分地域の知人は、目の前の川の橋桁から毎年高さを測っている方もおられます。

一年に1㎝下がるとの事で、1m盛土をしてから新築され、予想通り20年で20㎝下がったと言われました。

元々田圃を造成するときには、田面の20㎝~30㎝は撤去して、微生物がいない部分から造成するのが良いとされてきました。

近年は「くい打ち事業」が容易に施工できる様になったせいか、お構いなく着工されます。

地盤改良と言っても、柱状改良は摩擦杭で、岩盤などの支持地盤に達しているわけではありませんが、家が小さく軽いものは問題ないかと思います。

もともと良好な地盤で年数も経った土地にたつ古民家

それに比べ、古民家は「築100年」あるいは「築200年」の建物で、もともと良好な地盤であるのが基本で、年数もかなり経っているので、問題はありません。

一部分が造成地などの場合もあり、まわりの景色を見て、山の稜線から推測したり、ハザードマップなどの資料からも判断してください。

リノイズモにご依頼いただければ、そのあたりからまずは確認させていただきます。

田圃や畑は「ふわふわな土地」です

田圃や畑は微生物が生息しているから「ふわふわな土地」であり、ミミズもいたり、モグラもいるのです。

だからこそ農作物が良く育つのです。

「彼岸花」は着実に彼岸に向けて咲く準備をしていました

この辺は稲の生育が例年より遅いと言われていますが、周りでは既に稲刈りが始まっています。

豊かな田園風景にたつおうちは素敵ですが、注意も必要ですよ、というお話でした。

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